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季刊誌 たかす文庫
         「たかすのきものめぐり」



京都
齋 藤 織 物
さ ん


天保年間に創業して170余年。
7代目当主 齋藤貞一郎氏を訪ねました。

牡丹唐草の袋帯
深いチャコールの地色に
柄が調和しています

古より現代に
ジャガード機

明治始めにフランスより渡ってきました。西陣の織物で全て
手織りを守っている処は
5件程になったとの事です。


 小生は先代の頃より齋藤氏の織物が大好きでした。特に甲州だるまという撚りのかかってい ない美しい糸で織り上げる唐織の袋帯は色・柄ともに絶品です。年数を経る事でさらに美しさが増すように工夫して織られています。勿論、唐織だけでなく、齋藤織物さんの作品にはとにかく品格があります。その理由は、古い裂を本歌とし、絶え間ない創意工夫を繰り返して今に甦らせている処にあると思います。一度見ると忘れられない織物です。



 さて、高度な織物の技術が日本のもたらされたのは中国の隋・唐よりでした。その頃は柄を経糸で表していましたが、1850年頃フランス・リヨンでジャカード機が発明され、それが西陣に伝わると、より複雑な織り柄が表現できるようになりました。また2、3人で操るそれまでの空引き機という織機と違い、一人で量産できるようになりました。
 この様に、外国の技術を取り入れてきた日本の染織ですが、中でも唐織は16世紀に中国の技法を取り入れ、独自に発展させたものです。

   
古い文献、李朝の器、骨董品の数々です。
お茶は官休庵を永年続けられていたとの事














辻が花の裂



 その頃、特に安土桃山と言われる時代の織物、染物は素晴らしい作品が多い様です。繊細であり大胆な仕事は他の時代には見受けられません。世は戦乱の時代、人々はみな今日一日、一瞬一瞬を「一期一会」として生きたからこその感覚ではないでしょうか?
 齊藤氏は古い物に宿る技術の中に、夢やロマンを見つけると言います。またそれを復元して、現代のセンスで帯に表現するのです。正倉院御物の中の織物でも、織れないものはないそうです。
その時代の素材さえ手に入れば…(すごい言葉ですね)


これからも少しずつ齋藤氏の作品を展示します。
「美しいものとは何か」を自分に問い続けてゆきたいと
思った日でした。


貴重な裂
永年に亘り、収集されたものです。
本当に美しいものばかりです。

追伸:香川県丸亀市の猪熊弦一郎現代美術館で催された、杉本博司氏の企画展で展示された秀吉の醍醐の花見の陣幕を再現したものは齋藤氏が手掛けたそうです。信州の座繰り糸で織った巾13m、縦2m程の作品です。
vol.51 (2011年12月発行)より

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